COLUMNコラム
インフルエンザ予防接種について
12月に入って寒さも一段と厳しくなり、鼻汁や咽頭痛などの上気道症状、咳や痰などの下気道症状で、呼吸器内科を受診される方も多くなってきました。
日本では例年、季節性インフルエンザは11月下旬から12月上旬頃にかけて流行し始め、1月下旬から2月上旬にピークを迎えますが、今年は例年より流行時期が早まる可能性が報告されています。
インフルエンザワクチン接種による予防は、ワクチン接種後に抗体ができるまで、通常約2週間程度かかり、その後の抗体価は約5ヶ月間程持続すると言われていますので、遅くても11月下旬~12月上旬には予防接種を受けておくのが望ましいと思われます。
特に呼吸器の基礎疾患をお持ちの方は、インフルエンザに罹患することで、疾患の増悪や重篤化に繋がる可能性もありますので、積極的なインフルエンザ予防接種をお勧めしております。
インフルエンザ予防接種がまだお済みでない方で、接種を希望される場合は、随時当院でも受け付けておりますので、お気軽にご相談下さい。